先日紹介したヘンリー・ウェルカム卿による錠剤を由来とするタブロイド紙と裁判で争っているヘンリー王子夫妻だが、王室から既に離脱しているにも関わらず”王子”、”妃”と敬称をつけて日本のメディアでは呼ばれている。
ヘンリー夫妻?ヘンリー王子夫妻?どう呼ぶのか
最近ニュースで英王室を離脱したヘンリー王子夫妻の記事を見て単純な疑問が浮かんだ。王室を離脱して一般人になったのなら”王子”でも”妃”でもないのではないか。
王族ではあるが実質的には王族ではない
何を言ってるかよく分からないかもしれないが、これがヘンリー王子夫妻の立場となっているらしい。ヘンリー王子は生まれながらの王子であり、失われることのない生得権であり王位継承権も維持されるという。王子という立場だが王室の公務を引退、軍の役職を退き、王室からの補助金等は受け取らないという。
少々ややこしいが、王族として生まれた家族である以上やはり王子だが、公人としては王子では無くなったということであり、離脱したのは公私の”公”の部分である。
歴史上これまで王室を引退ということは無かったためこのような色々取り繕ったような事態になったようだ。
つまりヘンリー王子は王室を離脱してもヘンリー王子であり、そう呼ぶことは問題ない。
しかし公務を引退するため、ロイヤル・ハイネス(殿下・妃殿下)を敬称として利用することはできないとのこと。
メーガン妃は生まれながらのロイヤルファミリーではない
ヘンリー王子は生得権で立場に関しては維持されるとして、メーガン妃は王室から離脱した以上ヘンリー王子に嫁いだ一般人という事になり、ヘンリー王子の爵位であるサセックス公爵夫人というのが公の立場となる。
となると、ヘンリー王子と違ってメーガン”妃”では無くなったのではないかという疑問に行き着く。これに関しては日本に限った文化らしい。日本語の「妃」には王族の妻という意味が含まれ、王子の立場は変わらないヘンリー王子の妻である以上はメーガン”妃”でいいじゃないかという事だ。
なんとも日本人らしい考え方だが、礼儀正しさを誇りにする国として好ましい。
更に細かく知りたい方はこちらの記事を読まれるとわかりやすい。
まとめ
・ヘンリー”王子”は生まれながらの王子であり敬称としてそのまま。
・メーガン”妃”は海外ではサセックス公爵夫人またはメーガン・マークル等王室に由来する敬称は使わない。しかし日本では”妃”の意味上メーガン妃と呼べる。
・ロイヤル・ハイネス(殿下・妃殿下)は使用不可
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